私たち江東民主商工会(江東民商)は、税金・記帳・税務調査・滞納問題・金融・資金繰り・労働保険・商売のつながり等、営業に関わる悩み事を会員同士力を合わせて話し合い、知恵を出し合って解決しています。
税金の悩みでは、確定申告や消費税の申告はじめ源泉所得税や年末調整など営業に欠かせない税金はもちろん、土地や建物の売却など譲渡にかかる税金や相続税に関する悩みも、会員同士がアドバイスし合い、事業主本人が解決できるようサポートしています。
記帳を税理士任せにしている事業主の方も多いようですが、江東民商は「自主記帳」を推進しています。自分で日々の取引を記帳することで、経営を数字として掴み自分の商売の強み、弱みを把握することが欠かせません。
万が一税務調査が入ったときも、自主記帳をしていれば、自分で対応が可能です。
また、「青色申告」の65万円控除を受ける際には、「複式簿記」と呼ばれる記帳方法が必要になります。
江東民商では、手書き・パソコンどちらでもこの「複式簿記」が出来るよう分かり易く丁寧に指導しています。これまでも自分で記帳したいという方が多く民商に入会し、今では自分で複式簿記が出来るようになっています。
事業主の方の大きな心配事の一つとして、「税務調査が入ったらどうしよう」という不安の声が多く寄せられます。江東民商では、税務調査に入られたときの対応の仕方や、納税者の権利、調査のルールなどを学び合います。
例えば、事前連絡無しにいきなり税務署員が訪ねて来た場合どう対応するのか、といったことや税務署員に許される行為について具体的に学ぶことで、税務調査に対応する力を身に着けることが出来ます。
また、民商では実際に税務調査を経験した会員から心強いアドバイスも沢山聞くことが出来ます。
「所得税や消費税、住民税を滞納してしまった、差押え予告が届いたがどうしたらいいか」という相談も民商には多く寄せられます。江東民商では、こうした滞納問題も助け合いの力で解決してきました。
最近は、「差押えありきの徴税」「担当者が変わった途端、滞納分を全額支払うよう迫れている」といった、納税者の権利を無視した強権的な徴税攻勢が強まっています。
こうした、権力の横暴から営業と暮らしを守るため、江東民商は「納税の猶予」、「換価の猶予」といった納税緩和措置をはじめ、税務署への分納交渉に同席したり、国税庁交渉で実態を訴えたりすることで、納税者が安心して滞納を解決できるよう全力でサポートしています。税金を払えないと思ったらすぐに民商に相談していただくことが、早期解決につながりますので、高すぎる税金でお困りの方は民商へご相談下さい。
商売を続けるには、「元手」が必要になります。
仕入や給料、外注費や家賃などなど、支払うべきお金はたくさんあります。
元手が不足した場合、どこからかお金を調達しなければなりません。
江東区や東京都、国が間に入り、中小業者に融資を行う制度があります。
しかし、ただお金が無いからという理由では融資は受けられません。
自分の商売をしっかりと見つめ、これからの経営ビジョンをはっきり示し、「借りても返せる」という事業計画を融資機関にはっきりと認めさせる必要があります。
様々な業種や年代が集まる江東民商だからこそ、自分の経営を伸ばすためのヒントやアドバイス、何より勇気が得られます。融資を受けることをお考えの事業主の方もぜひご入会いただき、私たちと一緒に営業を伸ばしましょう。
更に、江東民商は厚生労働省より認可を受け「労働保険事務組合」の資格を持っています。労働保険は「労働災害保険(労災保険)」と「雇用保険」の二つを合わせたものです。従業員を雇うすべての事業主は労働保険に加入しなくてはなりません。
しかし基本的には労災は従業員のための保険ですので、事業主本人は加入できず万一の事故の際労災保険の適用は受けられません。しかし、従業員を一人でも雇っている事業主の方は江東民商に労働保険事務を委託していただければ「特別加入」することが出来ます。この「特別加入」は、事業主自身も労災保険に加入できる制度です。
同時に雇用保険に関する申請手続きや労働保険料の計算も私たちに委託することが出来ます。労働保険でお悩みの方は一度ご相談下さい。
そして何より、私たち江東民商に入会する一番のメリットは、「異業種間のつながりが出来る」ということです。民商は全国各地にあり、東京都には47の民商があります。江東区内にも350人を超える会員がいます。会員の業種は様々で、製造業・小売業・運送業・サービス業・建設業・飲食業などあらゆる業種の会員がいます。こうした会員間では仕事のやり取りはもちろん、営業・暮らしに関わるどんなことでも話合うことが出来ます。「困ったときには助け合える仲間がいる」ということを実感できるのが民商です。一人の力は小さいけれど集まれば大きな力になる、というのが民商発足当時からの考えです。
一人でも多くの方が民商の輪に加わり、自らの知恵や経験を出し合うことが民商活動の原動力になります。あなたも民商に入会し、仲間とともに商売を伸ばし、暮らしを良くしませんか。
私たち民商は、会員が毎月支払う会費のみで運営されています。会費は月額4,400円です。
他にも助け合いの共済会(月額1,000円)や婦人部・青年部(共に月額200円)に加入していただくことで、様々な特典や交流の輪を広げることが出来ます。
あなたのご入会を会員一同お待ちしております。お気軽にご連絡下さい!