11月15日(月)、午後7時より江東民商事務所2階にて、江東民商青年部主催のインボイス学習会を開催しました。
この学習会は、青年部の会議の中で、「インボイス制度について学びたい」という部員の要求に応えて開催されました。
参加は予想を上回る16人となり、参加者の業種もIT関連や建設、出版、不動産、印刷、ビルクリーニングなど多岐に渡りました。
冒頭、青年部の小野寺宏和部長より、「私自身も制度について不勉強なので、本日皆さんと一緒にしっかりと学びたい。そして、制度を中止に追い込むための運動を広げていきましょう」とあいさつがありました。
赤羽目担当事務局より、今までと何が変わるのか、インボイス制度の問題点や危険性、反対運動の重要性などについて資料を用いて説明がありました。
その後、参加者の意見交換、質疑・応答の中で「すでに取引先からインボイスの準備をするように言われた。うちは免税事業者なので制度反対の旨を伝えたが、”消費税を納めるのは当たり前だ”と言われた」(書籍出版)、「この制度は一般消費者には関係が無いので、なかなか理解してもらえない。署名を集める際など、どのように説明したらいいのか」(印刷)、「制度開始前に登録申請をしたら、その年から消費税を納めるのか」(ビルクリーニング)など様々な意見や質問が出されました。
こうした質問に対し、「一般消費者には、免税事業者が廃業していけば、地域経済が破壊され、買い物難民や必要なサービスが受けられない可能性が出てくることを伝えましょう」、「制度開始前に登録する際は、登録日を2023年10月1日にすれば、あくまでその時点から課税事業者になります」と赤羽目事務局が一つ一つ丁寧に解説しました。
最後に、青年部の森山幹事より「この制度は非常に危険な一方、まだまだ多くの中小業者が知りません。一刻も早く制度を広め、反対の声を広げていきましょう。」と閉会あいさつがあり、散会となりました。
業者青年だけでなく多くの免税事業者の商売を破壊する「インボイス制度」、江東民商青年部では引き続き学習を強めるとともに反対運動を広げていきます。