1/23(火)、19時より江東民商事務所2階において、全12人の参加で江東民商婦人部主催「国民健康保険料・介護保険料・後期高齢者医療保険料 学習会」を開催しました。
冒頭、婦人部の山崎部長より、「自主申告で所得税の計算はしても、保険料の計算はなかなかしたことがありません。今日は、計算方法などを学んで、これからの活動につなげましょう」
とあいさつがありました。
その後、赤羽目担当事務局が講師を務め、初めに国民健康保険保険料の計算方法・減免申請などについて学習しました。R5年度と平成28年度の江東区の保険料計算式を示し、どれだけ値上がっているかを説明した際は、会場から「消費税増税は社会保障のために使われていないじゃないか!」と怒りの声も漏れました。また、実際に年間所得340万円程、3人世帯の例で国保料を計算したところ、約56万円にもなるという試算を受け、「生活費約2カ月分が保険料に消えてしまう。これでは生活できなくなってしまう」と悲鳴が上がりました。
続いて、介護保険料の計算では、「介護保険料」は世帯の中に住民税課税者がいるかどうかで金額が変わることを知った参加者が、「同一世帯に住民税課税者がいなくなれば安くなるわけだから、世帯分離した方が有利な人もいるんだね。」と鋭い指摘がありました。
最後は、後期高齢者医療保険料について説明。医療費窓口負担を学習した際は、「政府が1割負担だった人も2割負担にしたのは許せない。高齢者いじめだ」と怒りの声が上がりました。また、計算方法が複雑なこともあり、「これは申告の時にみんなで試算することが大切だね」と感想が出されました。
質疑応答では、生活保護受給者が医療費や介護サービスが無料なことについて、「羨ましい」という意見が出されましたが、赤羽目事務局が「大切なことは、生活保護を受給しなくても、みんなが安心してくらせる社会保険制度を作ること、”公助”をしっかり行う政治を作っていくことです」と話すと、「その通りだ」と参加者一同が納得し散会となりました。